リアルすぎて却下された幻の原稿&家・仕事以外の第三の場所が大切な理由

ちょうど1年前の今日、2冊目『看護師のためのアドラー流子育て・自分育て 』の発売日が決まりました!という記事を書いていました。

本を書く、出すって本当に大変で・・・・。
でも、楽しかった!
そして、編集者さんと共に二人三脚で歩み、本を出版できたことに、感謝だな・・・と改めて感じています。

私の担当編集者さんは、内容にも、色々アドバイスをくださったのですが、

実は、第3章の「ひとりで頑張らない!周りと共に子育てを!」の章で
「長谷さん・・・・ちょっとリアルすぎて・・・・。読者のみなさんが、ひいちゃうかもです・・・・」
ということで、ボツになった原稿がありました。

でも、今考えると、そこに書いた内容って、きっと出産直後のママにとっては、「あるある」だと思うし、1周年を記念に、リアルすぎて却下された幻の原稿をアップすることにしました。

 

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2冊目・第3章・97ページの部分です。
==================私の第1子のガチガチ子育て時代の話を書いてみたいと思います。

生まれ故郷福岡を離れ、関東へ。結婚して子どもを授かって妊娠ライフを送っている頃、近くに住んでいる親友が出産しました。

看護師の同期で、共に関東にお嫁に来た仲間。
そんな彼女の育児が大変そうで・・・・。
おっぱいを飲ませるのに食事に気をつけなくてはいけないとか、睡眠もとれない、乳房マッサージにけっこうお金がかかるとか・・・。

育児って大変なんだ。
そんなに寝れないんだ。
乳房マッサージ?
そのような場所に行かなくてはいけないこともあるんだ。
母乳って簡単にでるものじゃないの?

・・・看護師なのに知らないことばかりで不安もありました。

そして、出産。
スムーズに産まれるのかな? と思いきや、微弱陣痛で二晩経過。
陣痛促進剤を使っての出産。
なんと33時間も経過していました。

看護師で学生のころは産科の実習もしました。
しかし専門分野が違えばほとんど分からない。(分からない自分にも心の中でダメだししていました)

入院のアナムネ用紙に以前の職業を書く欄があって「看護師」と書くのにためらいを感じたのを覚えています。

母乳も、すぐに出るのかと思っていましたがなかなか出ない。
うまく飲ませられず、乳房から出血し、母乳をあげるのにも激痛が走る。
うまく含ませることができない。
赤ちゃんの体重が全然増えない。

あれもできない、これもできない、看護師なのに・・・。

ここで、看護師なのに・・・と関連付ける必要性もないのですが、なぜか関連付けてマイナスのできないばかりに注目して、退院のときにはすでに自分はちゃんと子育てできないかも…と自信を失っていた気がします。

夫は仕事の時間を調整し、お風呂入れや寝かしつけなど可能な限り一緒に子育てをしてくれました。
関西に住む母も、私の異常な状況を察し、1か月ほど手伝いに来てくれました。
今思うと、とても恵まれていた状況でした。

しかし、「ちゃんと」「しっかり」を求める私は、自分のできていないことばかりに注目していたのでしょう。

当時は、『母乳がうまく飲ませられない自分=ダメな母親』という図式で自分責めばかりしていました。

赤ちゃんはうまく吸うことができず、そして私はうまく吸わせることができない。
激痛と乳腺炎と闘いながら、産後1か月直接母乳をあげることを頑張りましたが、結局、色々な理由があって、難しくなり、産後5か月くらいまで搾乳したものを哺乳瓶に移して飲ませるという状況になりました。

搾乳と授乳のタイミングがずれるので、1時間半ごとに起きて搾乳授乳。ほとんど睡眠はとれていません。

生後3か月くらいになってようやくペースがつかめてきましたが、それまでは、ストレスフルな毎日を送っていた気がします。

授乳の件が落ち着いてくると、今度は離乳食。
なかなか食べてくれない・・・という新たな悩みが出てきます。

ちょうど1歳を過ぎたころでしょうか?
夫が出張で10日ほど不在となりました。言葉を話せない赤ちゃんと二人っきり。(ベビーサインは教えていましたが・・・・)

せっかく娘のために食事を作ったのに、バシャーンと手で落とし、ギャーと泣かれる。
泣きたいのはこっちよ・・・と思い、片づけながら涙がぽとぽとと床に落ちる。

そんなとき、どこかでもらった子育て向けのチラシに栄養士さんのこんな言葉が書いてありました。

「食事は、1日単位、1週間単位で考えたらいい。バランスも1週間単位で考えても大丈夫」
ごはんは、毎食バランスよくちゃんと食べさせなくてはいけないと思い込んでいました。

この時も「ちゃんと」「きちんと」「しっかり」の呪縛にとらわれていたのですね。

「そうだ、この子は離乳食は食べてないけど、おっぱいは飲んでる。バナナも食べてる。うんちもおしっこもちゃんと出てる。それでいいじゃない!」と思えたのです。

心がすっと軽くなりました。

不完全さを受けいれる勇気ですね。

私たち看護師は、人の命を扱う現場で働いています。

そのため、仕事上では完全、完璧を求められることが多いでしょう。
ミスが許される職場ではありません。
しかし、子育てにまで完全、完璧を求める必要はないのです。

子育ては6割主義でもいいのではないでしょうか? 頑張りすぎず、肩の力を抜いて子育てしていく。

母親として、父親として力まずゆるく、不完全な自分を受け容れられるようになると、心が整ってきます。
すると、子育てにも余裕が出来てくる。

家庭、家族関係がうまく回り始めると、自然と職場でのあなたにも余裕が生まれ、よりよいコミュニケーションにつながっていくでしょう。

 

後半部分は、本に書いたそのままになっています。

乳房からの出血は、出産当日からありました。
お互いに、初めての赤ちゃん&初めてのママ。

うまくいかなくても当然なんですよね。

長女は、吸綴力がかなり強く、また上唇小帯が、びっちりついていたため、唇を上手くめくれず、吸い方がかなり独特で、それで、乳房を傷づけたらしいのです。
(あとで、母乳育児相談室の先生に教えてもらいました)

でも、そんなことも知らないし、
病院を退院するとき、義理の両親が迎えに来てくれた中、げぼっとミルクを吐いたと思ったら、血液交じりのミルクで、両親もびっくり!!!
とか・・・・。

いろいろありました。

ある方が、ELMを受講されるときに、こんなことをおっしゃいました。

「子どもがうまれてから ずっとくらいトンネルの中にいたようでした。」と。

それを聞いて、私も、本当にそうだった・・・・と思いました。
今は、中学1年生になった長女。

おっぱいを噛み切った(苦笑)話や、火箸で刺されるように痛みがあった乳腺炎の話など、今では、もう笑い話です。

でも、育児の真っ只中だったころの私にとっては、暗いトンネルでしかなかった・・・・。

勇気づけに出逢ったのは、それからすごく後ですが、

生まれながらに勇気づけを学んでいるかのような母や夫に支えられ、子どもを預かってくれる義理の両親のおかげで、

また、ベビーサイン講師として、家以外の場所があったことで、ゆるく頑張れていたのかな・・・・と思います。

偶然にも、自分が提供していたベビーサイン教室で、同じ赤ちゃんを育ていているママ達とご一緒することで、もしかしたら、私自身も癒されていたのかも・・・しれません。

今も、私自身も、受講生さんと学びを共にすることで、癒し癒されているのではないかな・・・・と思っています。

子育てに悩んでいらっしゃる方。
家、仕事以外の「第三の場所」として、「しずくサロン」に学びにいらっしゃいませんか?

ELM講座。
SMILE講座。
SHINE講座。
ELMリーダー養成講座。

あなたの心を整えるお手伝いができる場所として・・・・。
ご一緒できたら嬉しいです。

最後までお読みくださりありがとうございました。
長谷静香でした。

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